ADセウタFC

前節レアル・バジャドリード戦にて、後半アディショナルタイム10分に Carlos Hernández が劇的な同点ゴールを決め、今シーズン初となる貴重な勝ち点1を掴み取ったADセウタFC。

クラブと自治体は今、サッカーの枠を超えた前代未聞の過酷な試練と戦っています。今年7月末、アフリカ国境から8万人を超える不法移民が市内に一度に流入し、現在も1万から2万人近くが滞在を続けていることで、街の日常生活やインフラは深刻な不全に陥っています。

ルハイ・ハミド会長は『プレシーズンを正常に行えず、メンタル面でも選手たちが大きな影響を受けた。さらに移籍市場で契約合意に至っていた選手のうち、実に15人もの選手から事態の異常さを理由に加入を拒否された』という衝撃の舞台裏を明かしました。

それでもホセ・フアン・ロメロ監督は『セウタで起きている現実を全国に伝える語り部となり、ピッチで街の尊厳と誇りを懸けて戦い抜く』と宣言。自治体スポーツ省からも『セウタの存在感を全国に発信し続けるかけがえのない象徴』と絶大な信頼と感謝が寄せられており、過酷な境遇を乗り越えて2部残留を目指すセウタの戦いは、多くの人々の心を動かしています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

今節のLALIGA Hypermotionは、ピッチ内の激闘のみならず、クラブの命運や社会情勢を巻き込んだ多角的な動きが顕著となっています。

首位CDカステリョンは月間MVP候補に挙がるウスマヌ・カマラの爆発で勢いを増す一方、追いかける2位SDエイバルでは古巣UDラス・パルマスとの決戦を前にイバン・ギルが覚醒するなど上位陣の白熱が続いています。

また、日曜日に控える注目のアストゥリアス・ダービーに向けては、レアル・オビエドが主力5名の離脱という窮地に立たされる一方、レアル・スポルティングは主将ギジェ・ロサスの200試合達成や負傷者の復帰など明暗が分かれつつあります。さらに、不法移民問題に揺れるADセウタFCの社会的な闘いや、リオネル・メッシによるCDエルデンセ買収の法的展開など、ピッチ外でも目の離せないトピックが満載となっています。