オサスナ vs ラージョ・バジェカーノ
ラ・リーガ / jornada-7 / Estadio de Osasuna / 2026年9月19日(土)
試合サマリーと得点経過
2026年9月19日、エル・サダールで行われたラ・リーガ第7節、オサスナ対ラージョ・バジェカーノの一戦は、激しい攻防の末に1-1の引き分けに終わりました。
- 日時: 2026年9月19日
- スタジアム: エル・サダール(パンプローナ)
- スコア: オサスナ 1 - 1 ラージョ・バジェカーノ(前半 1 - 0)
- 得点者:
- オサスナ:アンテ・ブディミル(前半15分)
- ラージョ・バジェカーノ:セルヒオ・カメジョ(後半5分)
試合は序盤から激しい一進一退の攻防となり、アウェイのラージョ・バジェカーノがホルヘ・デ・フルコスの鋭いシュートでオサスナの守護神アイトール・フェルナンデスを脅かす立ち上がりとなりました。しかし、ホームの大声援を受けるオサスナが数少ないチャンスを確実にものにします。
前半15分、オサスナの右サイドで攻勢に出たキケ・バルハが前線へクロスを供給。ラージョのアルバロ・ガルシアがエリア内でクリアを試みるもこれが不十分となり、ボールはペナルティエリア内にこぼれます。これに素早く反応したアンテ・ブディミルが胸トラップで狭いエリアにボールを収めると、相手DFを背負いながら素早く反転して右足で豪快なボレーシュートを叩き込みました。ブディミルにとってオサスナでの公式戦通算100ゴール目となるメモリアル弾で、オサスナが先制に成功します。
リードを許したラージョ・バジェカーノは後半開始早々の5分(50分)に反撃に出ます。オサスナ陣内でのビルドアップの乱れを見逃さずボールを奪うと、左サイドで起点となったアドリア・ペドロサが相手バックラインの背後へ低いグラウンダーのクロスを供給。ニアサイドへ鋭く走り込んだセルヒオ・カメジョが巧みに足で押し込み、試合を振り出しに戻しました。
同点直後にはセルヒオ・カメジョが約35メートルの距離からアイトール・フェルナンデスの頭上を狙うロングシュートを放つなど、ラージョが勢いに乗る時間帯が続きましたが、オサスナも交代策で前線を活性化させて応戦。終盤には途中出場のラウール・モロがアディショナルタイムに負傷し、悔し涙を流しながらピッチを去る痛ましいハプニングもありましたが、両チームとも最後の一線を譲らず、価値ある勝ち点1を分け合う結果となりました。
戦術・采配のポイント
オサスナを率いるルイス・ミゲル・ラミス監督は、直近3試合で11失点を喫していた守備陣の立て直しを図り、前節から先発を7名変更する大規模なターンオーバーを敢行しました。ゴールキーパーには好セーブを連発していたアイトール・フェルナンデスを継続起用し、守備のブロックをコンパクトに保ちつつ、アンテ・ブディミルのキープ力とキケ・バルハやイニゴ・アルギビデらのサイドでの運動量を活かした縦に速い攻撃を狙いました。
対するラージョ・バジェカーノのベニャト・サン・ホセ監督は、ポゼッションを高めてゲームをコントロールしつつ、アドリア・ペドロサの左サイドからの果敢なオーバーラップとセルヒオ・カメジョのオフ・ザ・ボールの動きを攻撃の軸に据えました。ハーフタイムには選手たちへ「相手の激しい展開(ラフプレー)に巻き込まれず、ライン間でのパス交換とサイド突破という自分たちの強みに集中しろ」と指示を出し、後半立ち上がりの同点劇へと繋げました。
采配面では、同点に追いつかれたオサスナのラミス監督がジョナタン・ドゥバシン、ラウール・ガルシア・デ・アロ、ラウール・モロを次々に投入して前線の強度を上げ、勝ち越しを狙う姿勢を見せました。一方のベニャト・サン・ホセ監督も中盤のフィルターを再構築して相手の猛攻を沈静化させ、アウェイで貴重な今季初の勝ち点を手固く獲得しました。
現地メディアの選手採点・評価比較
現地メディア(MARCA, Mundo Deportivo,El Desmarqueなど)は、この「ストライカー対決」となった一戦を大きく取り上げています。
- アンテ・ブディミル(オサスナ):
現地各紙で最高評価を獲得。MARCAは「狭いエリアでの胸トラップからの反転ボレーという完璧な芸術品」と絶賛し、クラブ通算100ゴールに達した圧倒的な勝負強さを称えました。MundoDeportivoも彼を「真のピストレーロ(殺し屋)」と形容し、連敗を止めたチームの絶対的エースとして評価しています。
- セルヒオ・カメジョ(ラージョ・バジェカーノ):
El DesmarqueやMARCAから絶大な評価を受けました。今季7点目を挙げ、得点王争いでも上位に食い込む好調ぶりについて、単なる得点力だけでなく、前線からのハイプレスや運動量の豊富さも含めて絶賛されています。
- アドリア・ペドロサ(ラージョ・バジェカーノ):
同点ゴールをアシストした左サイドでの突破力に対し、MundoDeportivoは「左サイドを切り裂く圧巻のランと完璧なグラウンダークロス」と高評価を与えています。
- アイトール・フェルナンデス(オサスナ):
序盤のホルヘ・デ・フルコスのシュートを防ぐなど安定したセービングを見せ、MARCAなどから「失点シーン以外は隙のないパフォーマンス」と評され、ポジション争いでの存在感を示しました。
- ラウール・モロ(オサスナ):
後半途中出場から攻撃の切り札として切れ味鋭いドリブルを見せたものの、試合終了間際に負傷離脱。MundoDeportivoは「涙に暮れた悲痛な光景」と報じ、パフォーマンスの良さとともにその不運を惜しみました。
試合後の監督・選手コメント
アンテ・ブディミル(オサスナ)「クロアチアでプレーしていた頃、ヨーロッパの主要リーグへ行くのが夢だったが、正直に言えばスペインは私の優先リストの最後だった。自分のスタイルには合わないと思っていたからだ。しかし結果的に、ラ・リーガとオサスナこそが自分にとって最も居心地の良い場所となった。神の導きに感謝しているし、100ゴール達成をとても嬉しく思う。連敗が続いていたので、強敵を相手に得たこの勝ち点1はチームにとって価値が大きい。同点に追いつかれる直前、ポジショニングの細かなミスがあったことは反省し、中断期間明けに向けてさらに改善していきたい」
セルヒオ・カメジョ(ラージョ・バジェカーノ)「エル・サダールで勝ち点を持ち帰ることはいつだって大きな意味を持つ。ラージョはこのスタジアムで20年間勝てていないのだから、価値ある引き分けだ。ハーフタイムに監督から『相手の挑発や荒い展開に付き合わず、自分たちのサッカーに集中してライン間でボールを受け、サイドから攻めろ』と言われ、まさにその通りの形でゴールが生まれた。1部リーグで自己最多のゴール数を更新できていて、素晴らしいシーズンになっている。インターナショナルブレイクが明ければ、いよいよ僕たちのホームであるヴァジェカスに戻ることができる。ファンと一緒にホームで戦える日が本当に楽しみだ」
両チームの指揮官も、失点を抑えて連敗を止めたオサスナのルイス・ミゲル・ラミス監督、そしてアウェイの厳しい環境でハーフタイムの修正を実らせたラージョのベニャト・サン・ホセ監督ともに、タフな展開の中で勝ち点を分け合った選手たちの戦いぶりに一定の納得感を示していました。
見どころと対戦背景
本拠地エル・サダールでラージョ・バジェカーノを迎えるオサスナは、深刻な不振からの脱却をかけた重要な一戦に臨みます。オサスナは直近のリーグ戦でアラベスに2−5、エスパニョールに0−2、そして第6節のアトレティコ・マドリード戦で0−4と惨敗を喫し、3連敗中と苦しい戦いが続いています。特に直近3試合で11失点を喫した守備陣の修正は急務です。さらに、ピッチ外でも長年クラブのスポーツ・ディレクターを務めたブラウリオ・バスケスがバレンシアへ電撃移籍し、後任にホセ・アントニオ・プリエト・カタが昇格するなどフロント陣の動揺も重なっています。前節アトレティコ・マドリード戦ではイニゴ・アルギビデのゴールがルカス・トロのファウル判定で取り消されるなど不運な判定も重なっており、チームは悪い流れを断ち切る仕切り直しを迫られています。
対するラージョ・バジェカーノは、前節エスパニョールを2−1で下し、サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦(1−4)の敗戦から素早く立ち直りを見せました。本拠地バジェカスの使用停止措置に伴いブタルケでの代替開催が続いていましたが、首都マドリード自治州による規制解除が決定し、クラブを取り巻く環境にも明るい兆しが見えています。敵地エル・サダールに乗り込む今節は、代表ウィーク前の連戦最後の一戦であり、過密日程のなかで勝ち点を積み上げて上位進出の足がかりとしたいところです。
ホームの歓声を背に連敗を止めたいオサスナと、前節の勝利で勢いに乗るラージョ・バジェカーノによる激しい攻防が予想されます。
予想スタメンと負傷・出場停止情報
MARCA, AS, SPORT, Mundo Deportivo, El Desmarqueなどの各紙の報道をまとめると、両チームの負傷者および出場停止情報は以下の通りです。
オサスナは負傷者に悩まされています。バランタン・ロシエ、ホルヘ・エランド、アイマル・オロスに加え、メンディソロサでの試合で筋肉を痛めたモイ・ゴメスが離脱中です。指揮官ルイス・ミゲル・ラミスはゴールキーパーの選格で選択を迫られています。前節アトレティコ・マドリード戦で先発抜擢されたアイトール・フェルナンデスが7セーブの活躍を見せたことで、セルヒオ・エレーラとの定位置争いが再燃しています。
オサスナの予想陣形およびメンバーは、ディフェンスラインにイニゴ・アルギビデ(またはジョン・モンカヨラ)、ブヨモ、ウナイ・サントス(またはアレハンドロ・カテナ)、ロックソン・イエボア、アベル・ブレトネス(またはディエゴ・リコ)。中盤にはルカス・トロ、アシエル・オサンベラ、イケル・ムニョス。前線・両翼にはラウール・モロ、ルベン・ガルシア、キケ・バルハ、ホナタン・ドゥバシンが控え、攻撃陣ではアンテ・ブディミルとラウール・ガルシア・デ・アロの併用、あるいは1トップ+シャドーの形が予想されています。
一方のラージョ・バジェカーノは、前節エスパニョール戦の試合終了間際に一発退場となったオマル・エル・ヒラリが出場停止となります。また、ホルヘ・デ・フルートスも停止期間中です。負傷者としては、イシ・パラソン、脛骨骨折で手術を受けた守護神アウグスト・バタジャ、ホシュア・フェルトラウト、ランディ・ネテカが欠場します。
ベニャト・サン・ホセ監督率いるラージョ・バジェカーノの予想スタメンは、ゴールキーパーにエミル・アウデロ(またはダニ・カルデナス)。最終ラインは右からアンドレイ・ラチウ、フロリアン・ルジューヌ、ムハイド・サディック(またはパテ・シス)、アドリア・ペドロサ(またはイバン・バジウ)。中盤中央にはウナイ・ロペス、ペドロ・ディアス、オスカル・バレンティン、ニャンゴロ・ブワレ。攻撃的MF・ウイングには前節1ゴール1アシストと大活躍を見せたアルバロ・ガルシア、ツィタイシュヴィリ、フラン・ペレス。そして前線には今季リーグ戦6ゴールを挙げピチーチ争いに加わっている絶好調のセルヒオ・カメジョが起用される見込みです。
監督会見・注目選手コメント
提供されたソース報道の中には、このオサスナ vsラージョ・バジェカーノ(2026年9月19日開催)に向けた前日公式記者会見および最新の意気込みコメントに関する記載は含まれていません。