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2026-09-21 今日のラ・リーガ 3大トピック

2026-09-21(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.21 21:33

レアル・マドリードがアトレティコに2-1で敗れ、指揮を執るモウリーニョ監督が審判判定に猛烈に抗議し波紋を広げています。 一方、レアル・ソシエダは古巣相手に得点を挙げたカルロス・ソレルらの活躍でバレンシアに3-2で勝利しました。 また、デポルティーボ対ベティスは判定への不満や負傷者の発生が相次ぐ中、1-1のドローに終わっています。

トピック 1

レアル・マドリードがアトレティコに2-1で敗戦、審判判定に激怒し波紋

8 媒体が報道

何が起きたか

レアル・マドリードはメトロポリターノで行われたアトレティコ・マドリードとのダービーで2-1で敗れました。この結果、レアル・マドリードはリーグ戦7試合終了時点で勝ち点15(4位)となり、首位のFCバルセロナに勝ち点6差をつけられています。

試合は、後半開始直後にディーン・ハイセンジュリアーノ・シメオネに犯したファウルでPKとなり、ディーン・ハイセンが退場処分を受けたことが試合の流れを大きく変えました。レアル・マドリード側は、クティ・ロメロジュード・ベリンガムへのプレーや、カン・イン・リーのフェデ・バルベルデへのプレーでレッドカードが出るべきだったと主張しています。

ジョゼ・モウリーニョ監督は記者会見に2枚のプリントアウトした写真を持参し、審判の判定を激しく批判しました。また、ジョセップ・ペドレロール氏は「CTA(審判委員会)は謝罪すべきだ」と述べています。

これまでの経緯

ジョゼ・モウリーニョ監督は就任後、結果が出ている間は審判を擁護する穏やかな姿勢を見せていましたが、今回の敗戦を機に、かつての審判への不満をあらわにするスタイルに戻ったと報じられています。

また、メトロポリターノのパルコ(貴賓席)では、フロレンティーノ・ペレス会長と、かつて会長選に立候補したエンリケ・リケルメ氏が同席していたことで緊張が走ったと伝えられています。

各紙の報じ方

主要各紙は審判の判定を巡る論争を大きく報じていますが、視点に差があります。El DesmarqueやMundo Deportivoは判定の不備やVARの音声に焦点を当てている一方、SPORTやMARCAは、審判への不満を口実にチームの戦術的欠陥や選手のパフォーマンス低下(ヴィニシウス・ジュニオールキリアン・エムバペの共食いなど)を隠そうとするモウリーニョ監督の姿勢を批判的に報じています。

媒体別まとめ

El Desmarque

審判のミゲル・アンヘル・オルティス・アリアスによる判定の矛盾や、VARの音声、パルコでの緊張感について詳細に報じている。

SPORT

モウリーニョ監督が「かつての姿」に戻ったと指摘し、審判への不満を口実にしてチームの深い問題を隠していると批判している。

MARCA

ヴィニシウス・ジュニオールとキリアン・エムバペのヒートマップから、二人が互いのスペースを潰し合っている問題や、ヴィニシウス・ジュニオールの不調を指摘している。

Mundo Deportivo

CTAが審判のミスを認めたことや、現在のレアル・マドリードの状況が昨季のシャビ・アロンソ体制時よりも悪いことを報じている。

AS

チームの敗戦の中でも、高いパフォーマンスを見せたクルトゥアの活躍を評価している。

編集部の見方

モウリーニョ監督が就任早々に「審判批判」というかつての武器を引っ張り出したことは、チーム内の危機感の表れと言えるでしょう。特にバルセロナに勝ち点6差をつけられた現状では、精神的な動揺が激しいことが伺えます。

注目すべきは、単なる判定への不満だけでなく、ヴィニシウス・ジュニオールやキリアン・エムバペといったスター選手の共存という戦術的な課題が表面化したことです。次節以降、モウリーニョ監督が審判への不満を解消し、ピッチ上の構造的な問題をどう解決するかが焦点となります。

トピック 2

レアル・ソシエダがバレンシアに3-2で勝利、カルロス・ソレルが古巣で得点

9 媒体が報道

何が起きたか

レアル・ソシエダがメスタージャでのアウェイ戦でバレンシアを3-2で下しました 。この結果、レアル・ソシエダは勝ち点10でリーグ8位となりました。

試合はレアル・ソシエダが主導権を握り、前半にルカ・スチッチが先制しました。バレンシアは2度追いつきましたが、74分にハビ・ゲラが犯したペナルティエリア内での反則によるPKをカルロス・ソレルが決めて勝ち越しに成功。最後は90分にアンデル・バレンエチェアが決勝ゴールを挙げ、3-2で試合を締めくくりました。

レアル・ソシエダのペレグリーノ・マタラッツォ監督は「(勝ち点3を得るために)必要以上に苦しんだ」と振り返りました [Noticias de Gipuzkoa]。一方、バレンシアのウゴ・ドゥロは、敗戦後のチームの状態について「私たちはひどい状況だ(Estamos jodidos)」と語りました。

これまでの経緯

バレンシアは深刻な状況にあり、21試合で勝ち点4という成績でリーグ最下位から2番目の位置に沈んでいます。こうした中、今週木曜日には新監督としてハビエル・アギーレが就任し、チームの再建に着手する予定です。

また、レアル・ソシエダのカルロス・ソレルにとって、この試合は2022年夏にPSGへ移籍して以来、初めて古巣のメスタージャで対戦する特別な一夜となりました。

各紙の報じ方

主要各紙の報道内容は概ね一致していますが、バレンシア側は新監督アギーレの就任や若手アイマール・ブラケスのデビュー 、マルコス・アンドレのサウジアラビア移籍 といったクラブ内部の動向に焦点を当てています。対してソシエダ側は、ルカ・スチッチの活躍やマタラッツォ監督の采配を強調する傾向にあります。

媒体別まとめ

AS

試合結果と得点経過を報じ、カルロス・ソレルが古巣への敬意から得点後もセレブレーションを行わなかったことに触れている。

El Desmarque

カルロス・ソレルがPKを蹴ったことへのバレンシアサポーターの反応や、アイマール・ブラケスのデビュー戦での得点を報じている。

MARCA

ハビエル・アギーレ監督が木曜日にバレンシアに到着し、就任・プレゼンテーションを経て再建を開始することを伝えている。

Superdeporte

バレンシアの絶望的な順位とアギーレ監督が取り組むべき課題、およびマルコス・アンドレのサウジアラビア移籍について報じている。

Diario Vasco

ルカ・スチッチの活躍を称賛し、マタラッツォ監督が決定力の不足を指摘しつつも勝利したことを伝えている。

編集部の見方

古巣メスタージャに戻ったカルロス・ソレルが、皮肉にもPKで得点を挙げた展開は非常にドラマチックです。サポーターからブーイングを浴びながらも結果を出したカルロス・ソレルの精神的な強さと、それに対する複雑な感情が浮き彫りになりました。

一方で、バレンシアはリーグ最下位に位置するマラガと勝ち点1差という危機的な状況にあります。新任のアギーレ監督が、精神的にも肉体的にも疲弊しているチームをどのように立て直すのか、その手腕が急務となります。

トピック 3

デポルティーボ対ベティスは1-1のドロー。判定への不満と負傷者が波紋

5 媒体が報道

何が起きたか

リアソールで行われたデポルティーボ・ラ・コルーニャとレアル・ベティスの試合は、1-1の引き分けに終わりました。デポルティーボは試合終盤の90分近くに同点ゴールを決め、勝ち点1を分け合いました。

試合は前半にクチョが先制し、ベティスがリードを奪いました。しかし、前半終了直前にクチョが右足のスパイクでシモ・ナバーロの頭部に蹴り上げる場面があり、これが大きな議論となりました。また、デポルティーボのマルク・カサドが前半に激しい転倒し、鎖骨付近に負傷を抱えて途中交代しています。

VARの音声では、ホセ・アントニオ・ロペス・トカが主審のソト・グラードに「重大な激しいプレー」としてレビューを推奨しましたが、ソト・グラード主審は「クチョはボールに触れているし、あの選手(シモ・ナバーロ)がそこに頭を入れた」と述べ、退場処分を回避させました。

これまでの経緯

デポルティーボのマルク・カサドは、今夏にFCバルセロナから加入した期待の若手ミッドフィールダーです。

各紙の報じ方

主要各紙は試合結果と判定の議論、負傷者の情報を報じていますが、視点に差があります。MARCAはベティス視点から「勝利を逃した」点に触れ、El Desmarqueはデポルティーボのサポーターが主審の不公平な扱いに憤っていることを強調しています。また、El Chiringuitoのジョセップ・ペドレロールがクチョの非退場を「スキャンダルではないか」と驚きを持って伝えたことも報じられています。

媒体別まとめ

El Desmarque

マルク・カサドの負傷と、主審の判定に対するデポルティーボ・サポーターの怒りを報じている。また、クチョのプレーに対するジョセップ・ペドレロールの驚きについても言及している。

MARCA

ベティスが勝ち点2を逃した点に注目し、後半に試合を決定づけるチャンスがあったものの、満足してしまったか疲労があった可能性を指摘している。

Estadio Deportivo

マルク・カサドの負傷による警報と、RFEFが公開したVARの音声内容について詳細に報じている。

Mundo Deportivo

リアソールでのVAR介入について報じ、特にクチョとシモ・ナバーロの接触シーンにおける審判の判断プロセスを伝えている。

SPORT

ソト・グラード主審がVARからのレビュー推奨を退け、クチョの名前を出しつつ相手選手を「あの選手」と impersonal に呼んだ点などを報じている。

編集部の見方

試合結果以上に、判定を巡る議論と主力選手の負傷という2つの大きな波紋が残る一戦となりました。特にクチョのプレーに対するVARの判断と主審の言い回しは、今後のリーグにおける判定基準の議論に発展しそうです。

デポルティーボにとっては、後半に見せた好調なパフォーマンスを維持できるか、そしてバルセロナから加入したマルク・カサドの負傷がどの程度の期間に及ぶかが、今後の戦術的な鍵となるでしょう。

今日の1人

「いつもの彼」が帰ってきた。レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョが審判を猛烈批判

5 媒体が報道

何が起きたか

アトレティコ・マドリードとのダービーで1-2の敗戦を喫したレアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督が、審判の判定に強く抗議しました。モウリーニョ監督は記者会見に、相手側にレッドカードを出すべきだった2つのプレーをまとめた資料を持参し、審判の不公正さを訴えました。

各媒体は、この「原点回帰」とも言える振る舞いを大きく報じています。MARCA紙は、ESPNやCBSなどの世界的なメディアがこの騒動を「注意をそらすための手段(ディストラクター)」として取り上げていると伝えました。また、一部の評論家からは「ラ・リーガ史上最大の審判スキャンダル」であるとの声も上がっています。

一方で、審判への不満の裏に隠れたチームの深刻な問題や、ベルナルド・シルバが先発機会を失い、直近2試合でわずか8分しか出場していないといった選手起用の矛盾を指摘する報道も出ています。

これまでの経緯

現在のモウリーニョ監督率いるレアル・マドリードは、リーグ戦7試合で勝ち点15(勝ち点21中)という、控えめなスタートを切っています。現在チームは4位に位置しており、首位のバルセロナとは勝ち点6差、アトレティコやベティスにも後塵を拝している状況です。

この成績は、前シーズンに指揮を執ったシャビ・アロンソ監督が同期間に勝ち点18を積み上げていたことと比較され、パフォーマンスが低下しているとの厳しい評価を受けています。

編集部の見方

日本のファンにとって、モウリーニョ監督がかつての「物議を醸すスタイル」を完全に取り戻したことは、ある種の懐かしさと共に、今後の波乱を予感させる展開でしょう。特に、記者会見に資料を持ち込むという徹底した抗議スタイルは、彼にしかできないパフォーマンスと言えます。

しかし、審判への攻撃がチームの不調や選手起用の問題を覆い隠すための「煙幕」になっているという指摘は見逃せません。バルセロナが独走態勢にある中、彼が戦術的な解決策を提示できるのか、あるいは物議を醸し続けることで状況を打開しようとするのか、その手腕が問われる局面です。